アプタマー アフェレシス 核酸医薬の開発|タグシクス・バイオ株式会社

ニュースリリースNews Release

第三者割当増資についてのお知らせ

タグシクス・バイオ株式会社(東京都目黒区駒場、代表取締役社長 古関千寿子)は、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(東京都文京区本郷、代表取締役社長 大泉克彦)、などを引受先とする総額約2億円の第三者割当増資を実施しましたので、お知らせいたします。

当社は独自の人工塩基対システムを用いたDNAアプタマー(高機能核酸分子)「Xenoligo®」の医療応用を推進しております。アプタマーは、「合成できる抗体」ともいわれ、特定の分子と立体的に結合する核酸(DNAやRNA)やペプチドであり、抗体医薬と同じように標的とするタンパク質に特異的に作用することで医薬品等として活用することが可能です。当社の「Xenoligo®」は、①人工塩基によるタンパク質への高い結合力(ランダムに生成可能な1014以上の巨大なライブラリーから高い結合力のものを選択可能)、②独自技術による安定化(医薬品として十分な体内安定性の実現)、③低い製造コスト(抗体医薬と違い化学合成で製造可能)、④高い汎用性(抗体医薬が狙いにくい標的に対しても適応可能)といった特徴があります。

当社は「Xenoligo®」のプラットフォーム技術をベースに、2016年より創薬事業に経営資源を集中させ、複数回の資金調達を経て、製薬企業等と新規化合物の創出・用途探索の研究開発提携、自社創薬プロジェクトの共同開発提携を進めてまいりました。今回の資金調達により、さらなる研究開発のスピードアップを実現し、より早く当社技術が医療に貢献することを目指してまいります。