新経営体制のお知らせ
このたび、タグシクス・バイオ株式会社(東京都目黒区駒場、代表取締役社長 古関千寿子)は、下記の通りの新経営体制となりましたのでお知らせいたします。新経営体制により、創薬研究開発力およびコーポレート・ガバナンスの強化に努め、事業の更なる進展を図ってまいります。今後とも、全社一丸となって皆様のご期待にお応えできるよう努力いたす所存でございますので、引き続きご支援賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
役職名 | 氏名 | 担当部門 |
代表取締役 CEO | 古関 千寿子 | |
取締役 CSO | 武藤 進 | 創薬研究開発部 |
取締役 CFO | 久戸瀬 明良 | 管理部 |
社外取締役 | 山﨑 順也 | |
社外取締役 | 河原 三紀郎 | |
社外取締役 | 岡渕 貴幸 |
経営陣の略歴
■代表取締役 CEO 古関 千寿子
東京大学医学部薬理・博士号取得、東京大学医学部文部教官助手、国立循環器病センター研究室長、海外の大学の研究員などを経験した後、そーせいグループのVPとしてIPOを経験、その他創薬ベンチャーの取締役を務める。2015年当社へ入社し、2017年より現職。
■取締役 CSO 武藤 進
静岡大学大学院理学研究科修了後、持田製薬の中央研究所にて研究員として勤務し、多数の創薬実績を持つ。その後、複数の創薬ベンチャーで創薬研究開発担当の取締役として研究開発活動を推進。2019年当社へ入社し、2020年より現職。
■取締役 CFO 久戸瀬 明良
早稲田大学大学院理工学研究科修了後、Panasonic勤務を経て、公認会計士資格を取得。新日本有限責任監査法人で監査業務に従事後、リニカル、BASEで、財務・経理部門の責任者を務め、海外展開、資金調達、M&A、IPOに貢献、2020年当社へ入社し、現職。
■社外取締役 山﨑 順也
京都大学大学院生命科学研究科博士課程修了後、ゴールドマン・サックス証券、武田薬品工業などで医薬系の投資関連業務に従事、2019年UTEC参画、当社取締役就任。
■社外取締役 河原 三紀郎
東京大学大学院工学系研究科修了後、凸版印刷勤務、医薬系ベンチャー代表などを経て2016年東大IPC参画し、投資および事業開発を管掌。2020年当社取締役就任。
■社外取締役 岡渕 貴幸
慶應大学法学部卒業後、弁護士登録。法律事務所勤務後、独立し、月島・勝どき法律事務所開設。創薬ベンチャー等の社外役員を務める。2020年当社取締役就任(予定)。
特許”vWFに結合するDNAアプタマー(特願2017-547793)が本邦で成立しました。”
第三者割当増資についてのお知らせ
タグシクス・バイオ株式会社(東京都目黒区駒場、代表取締役社長 古関千寿子)は、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(東京都文京区本郷、代表取締役社長 大泉克彦)、などを引受先とする総額約2億円の第三者割当増資を実施しましたので、お知らせいたします。
当社は独自の人工塩基対システムを用いたDNAアプタマー(高機能核酸分子)「Xenoligo®」の医療応用を推進しております。アプタマーは、「合成できる抗体」ともいわれ、特定の分子と立体的に結合する核酸(DNAやRNA)やペプチドであり、抗体医薬と同じように標的とするタンパク質に特異的に作用することで医薬品等として活用することが可能です。当社の「Xenoligo®」は、①人工塩基によるタンパク質への高い結合力(ランダムに生成可能な1014以上の巨大なライブラリーから高い結合力のものを選択可能)、②独自技術による安定化(医薬品として十分な体内安定性の実現)、③低い製造コスト(抗体医薬と違い化学合成で製造可能)、④高い汎用性(抗体医薬が狙いにくい標的に対しても適応可能)といった特徴があります。
当社は「Xenoligo®」のプラットフォーム技術をベースに、2016年より創薬事業に経営資源を集中させ、複数回の資金調達を経て、製薬企業等と新規化合物の創出・用途探索の研究開発提携、自社創薬プロジェクトの共同開発提携を進めてまいりました。今回の資金調達により、さらなる研究開発のスピードアップを実現し、より早く当社技術が医療に貢献することを目指してまいります。