タグシクス・バイオが有する選択的DNAアプタマーである“Xenoligo®”が標的タンパク質を認識するメカニズムを構造解析から解明するために共同研究をしております千葉工業大学 先進工学部生命科学科 坂本泰一教授との研究成果が、2022年11月8-10日に開催される第61回NMR討論会(高知県立県民文化ホール)にて、ポスター発表されます。
発表日 :2022 年 11 月 08 日(火)13:30–15:00
ポスター番号:P46Y
演題名 :VEGF165 に対する人工塩基 Ds を含む DNA アプタマーの NMR 解析
発表者 :○長濱 友海 1)、染谷 龍彦 2)、坂本 泰一 1)
1)千葉工業大学大学院生命科学、2)タグシクス・バイオ株式会社
第61回NMR討論会の詳細はこちらをご覧ください。
https://www.nmrj.jp/NMR2022/index.html
タグシクス・バイオ株式会社は、日本貿易振興機構(JETRO)が実施する国内スタートアップ企業の海外進出支援プログラム「スタートアップシティ・アクセラレーションプログラム(SCAP: Startup City Acceleration Program)」の「Bio/Healthcareコース」に採択頂きました。
「Bio/Healthcareコース」ではCICのケンブリッジ・ボストンのバイオテクノロジーとヘルスケア分野のエコシステムにおける地元ネットワークと、CICとベンチャーキャピタルが持つグローバルなネットワークを活用したアクセラレーションプログラムを通じて、グローバル市場進出戦略の策定やネットワークの獲得と潜在ニーズの掘り起こし、グローバル市場での資金調達、事業提携等を目指します。
本プログラムを通じて、当社が開発する核酸アプタマーおよび核酸アプタマー創薬プラットフォームXenoligo®の海外展開をさらに推進して参ります。
事業および採択企業については下記をご確認ください。
https://www.jetro.go.jp/news/releases/2022/4fcd93c5b06cc9b1.html
10月12日-14日にパシフィコ横浜にて開催されるジャパン・ヘルスケア・ベンチャーサミット2022のブースV-18にてポスタープレゼンテーションをしております。ぜひお立ち寄りください。
来場登録はこちらから>>https://mediso.mhlw.go.jp/jhvs2022/
タグシクス、IFNγ阻害アプタマーで米CAGE Bio社と総額50億円超のライセンス契約:日経バイオテクONLINE
https://bio.nikkeibp.co.jp/atcl/news/p1/22/09/14/09936/
タグシクス・バイオ株式会社(以下、タグシクス) は、感染症、炎症、免疫の革新的な治療法の開発に取り組む米国バイオテクノロジー企業であるCAGE Bio Inc.(以下、CAGE Bio)と、皮膚塗布剤による円形脱毛症および白斑の治療薬としてTAGX-0003を開発するライセンス契約を締結しましたことをお知らせいたします。
タグシクスが開発したTAGX-0003は、強力なインターフェロンγ(IFN-γ)拮抗活性を有するDNAアプタマーです。TAGX-0003は、円形脱毛症のヒト化動物モデルで有効性が確認されているとともに、CAGE Bioの革新的なイオン液体製剤技術により、皮膚への浸透性が確認されており、IFN-γが関与する皮膚疾患に対して非侵襲的かつ有効で安全な治療法となることが期待されます。
本契約により、CAGE Bioは、日本を除く全世界における本剤の独占的開発・商業化ライセンスを受けることになり、タグシクスは、契約一時金、開発・販売マイルストーン、販売ロイヤリティを受け取ることになります。脱毛症および白斑は、多くのの人々の生活に影響を与える大きな社会的負担であり、数十億ドル規模の世界的な市場があります。
TAGX-0003の臨床試験および将来の商業化のための製造は、ペプチド・核酸医薬品の開発・製造受託機関(CDMO)であるぺプチスター株式会社(以下、ぺプチスター)が行います。
・タグシクスの代表取締役社長である古関千寿子のコメント
当社の非常に強力な活性を有するDNAアプタマーが、CAGE Bioのイオン液体製剤技術により、中分子化合物でありながらヒト皮膚の毛包に浸透するという有用な結果を確認できました。実りある共同研究が完了し、CAGE Bioとのライセンス契約を締結できたこと、そして、CAGE Bioによるヒト臨床試験へ進むことを嬉しく思います。TAGX-0003は、円形脱毛症や白斑の患者さんにとって有効かつ安全な治療薬になると信じています。TAGX-0003を製造するCDMOとしては、優れた施設と核酸製造技術を有するぺプチスターを選定しました。
・CAGE BioのCEOであるNitin Joshiのコメント
脱毛症や白斑のような目につきやすい疾患には、使いやすい治療オプションが必要であるという重大なアンメットニーズがあります。 私たちは、タグシクスおよびぺプチスターのチームと提携し、これらの疾患による医学的・社会的負担に悩む患者さんの生活を改善するための革新的で初のアプローチを開発できることを嬉しく思います。タグシクスのDNAアプタマーの科学と我々のイオン液体プラットフォームを組み合わせることで、この目標を達成できると信じています。
・ペプチスターの代表取締役社長である亀山豊のコメント
当社は、CAGE Bioおよびタグシクスと共同で、原薬製造CDMOとしてこのプロジェクトを支援できることを嬉しく思います。TAGX-0003のプロセス開発および製造は、大阪にある当社の施設で実施されます。当社は、TAGX-0003の製造およびスケールアップのための高度な設備、技術、品質管理システムを備えた核酸のcGMP製造施設を有しており、製品の全段階をサポートします。
■タグシクス・バイオ株式会社 (https://tagcyx.com/test)
タグシクスは、独自のXenoligo®技術プラットフォームを活用し、高機能な核酸創薬を可能とするバイオテクノロジー企業です。タグシクスは、高親和性かつ選択的なDNAアプタマーを製造するための人工核酸塩基対技術を開発しました。Xenoligo®はTAGCyx Biotechnologies Inc.によって登録された商標です。
■CAGE Bio Inc. (https://www.cagebio.com/)
カリフォルニア州サンカルロスおよびテキサス州フォートワースを拠点とするCAGE Bioは、独自のイオン液体製剤プラットフォームを活用し、感染症、炎症、免疫に関する製品を開発する臨床段階のスタートアップ企業です。カリフォルニア大学サンタバーバラ校のSamir Mitragotri教授が率いる研究チームが開発した技術を導入しています。
■ペプチスター株式会社 (https://peptistar.com)
ぺプチスターは、大阪に本社を置く、ペプチドおよび核酸原薬のCDMO(受託開発・製造機関)です。ぺプチスターは、革新的な製造技術により、顧客に高付加価値のサービスを提供するテクノロジー・ベースの企業です。