アプタマー アフェレシス 核酸医薬の開発|タグシクス・バイオ株式会社

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国立精神・神経医療研究センター神経研究所 大木伸司室長とタグシクス・バイオ株式会社の全身性エリテマトーデスに対する核酸アプタマー治療薬の開発に関する共同研究契約締結のお知らせ

2024年3月8日
タグシクス・バイオ株式会社

タグシクス・バイオ株式会社(所在地:東京都目黒区、代表取締役CEO:古関千寿子)と国立精神・神経医療研究センター(所在地:東京都小平市、理事長:中込和幸)神経研究所 免疫研究部 大木伸司室長は、全身性エリテマトーデス(SLE)に対する核酸アプタマー治療薬の開発に関する共同研究契約を締結しましたので、お知らせ致します。

タグシクス・バイオは、独自の人工核酸基盤技術Xenoligo®を開発し、高機能かつ高選択性の核酸医薬品の自社創薬事業および創薬提携に従事しております。

また、国立精神・神経医療研究センター(National Center of Neurology and Psychiatry, 以下NCNP)神経研究所免疫研究部 大木伸司室長は、自己免疫疾患の治療法開発につながる、免疫細胞の機能制御機構の解明を中心に研究を行っており、新たな創薬につながる標的分子検索を通じて、新規治療法を目指しています。

この度両者は、タグシクス・バイオが有する人工塩基含有DNAアプタマープラットフォーム“Xenoligo®”により創製された新規DNAアプタマーを用いて、NCNP 大木室長がin vitro試験、および、SLE疾患モデルマウスを用いたin vivo薬効試験を実施し、SLEに対する核酸アプタマー治療薬の開発の可能性について評価を行うために、共同研究に着手することに合意致しました。

自己免疫疾患の一つであるSLEは妊娠適齢期の女性に好発し、とくに精神神経症状を伴うケース(NP-SLE)は難治性で予後不良であり、SLEを合併した妊娠は母子ともに特にハイリスクであることも知られています。核酸アプタマーは、免疫原性及び胎盤透過性が極めて低いという特長を有しており、本共同研究により、SLEに対するより安全な治療法が開発できることが期待されます。

 

本プレスリリースに関するお問い合わせ先:
タグシクス・バイオ株式会社 Website
E-mail: info@tagcyx.com

研究に関するお問い合わせ先:
国立精神・神経医療研究センター
神経研究所免疫研究部 大木伸司室長 Website
E-Mail: soki@ncnp.go.jp